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漫画の解説
エルフードでメルズーガ砂漠ツアーを離脱し、フェズ行きのバスを求めてバスターミナルまで来たものの、その日のバスは完売という状況でしたが・・・。
窓口の方がメクネス(Meknes)行のバスを提案してくれました。
メクネスはフェズから東に約50kmに位置する古都で世界遺産に登録されています。
現在地のエルフードからフェズまではざっくり300kmくらいありますが、これが50kmの位置まで近づくことができます。
しかも、運賃は110Dh(※)と安い!
※1Dhは当時(2019年4月)のレートで11.5円なので1,265円。
そして何より、このメクネスには今回の旅行中に行こうとしていた場所の1つ。
私にとって、次の目的地にするには悪くなかったのです。
しかし、問題点が2つあります。
(1)メクネス行の便が夜行であること(夜行便しか残っていない)
体力的にキツいので避けたいところではありますが、宿泊費を抑え、そのまま次の日を丸々使えるメリットもあります(本当にキツいけどね)。
深夜バスはコストと時間を節約するバックパッカーの強い味方です。
(2)出発までの時間がヒマ
漫画には記載していない2つ目ですが、夜行便までの時間(ほぼ丸一日)を現在地エルフードで潰さなければならないのです。
このエルフード、そこそこ大きい街ではあるのですが、当時も今も何があるか分かりません(少なくとも観光地のイメージはない)。
さて、これらをトータルした個人的な結論ですが、妥協点としてアリと考えていました。
しかし、今回は私1人の一存では決められません。
一時的ではありますが、旅の連れとして、メルズーガ砂漠ツアーを一緒に離脱した香港人女性がいます。
彼女にこの案をどう思うか聞いてみたところ、「違う方法を探そう」と一蹴されました。
そりゃ、確かにキツいよなぁ。特に女性には。
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